我が家の家事分担の攻防2010年01月18日

 先月10日の労働委員会の調査以降、大阪に出かける機会が全くない。今月中旬に義父の不幸で岡山に出かけた以外は、この40日ばかりの殆んどを自宅で過ごした。
 家内は、1週間ばかりの正月休日の後のパート勤務が始まった。「もう歳も歳なんやから辞めたら・・・」という亭主の言葉に耳を貸す気はないらしい。時に「しんどいワ~」とボヤキながらも、職場仲間の付き合いがかけがえのないものになっているようだ。リタイヤ亭主と一日顔突き合わせて過ごすことにためらいがあるというホンネもあるかもしれない。
 娘は仕事がステップアップしたようで、このところやけに忙しい。夜11時前後に帰宅したかと思うと翌日には朝6時過ぎに出勤したりしている。
 そんなわけで、我が家で今や最もゆとりある生活を過ごしている私の実態がクローズアップする羽目になった。数年前の状況が完全に逆転している。そんな実態を見通したかのように、家内は家事の一部を巧妙に振ってくる。朝のゴミ出し、食後の洗い物、洗濯物の取り込み等々。先日は嫌がる亭主を押し切って炊飯の手順まで教え込んだ。それもこれも「誰が最も長く自宅に居るか」という物差しがしからしむところである。
 ちょっとばかり家事に足を踏み込んでみて、その大変さや煩わしさを思い知らされた。それだけに最もゆとりある存在となった今、徐々にではあっても分担はやむなしの心境になっている。ただ可能な限り緩やかに先延ばしにしたいと考えているにすぎない。