裏六甲の冠雪2010年01月26日

 いつもの朝マックを終えて国道176号線沿いの南方向の歩道に出た。正面の裏六甲の山並みが、白い縁取りをしているのが目に入った。この冬目にした初めての冠雪だった。頂上から山麓に山かけての山肌が白いグラデーションで刷かれている。
 国道沿いに立つ山口の大ケヤキの、裸になった枝ぶりの隙間の向こうにも山肌が見える。六甲の山並みと大ケヤキの構図がこんな形で見えることに、なぜか初めて気づかされた。いつもは気にもとめない風景に、非日常の雪の白さが加わるだけで新たな発見があるものだ。その小さな発見にちょっとうれしくなる。ふとリタイヤし老後を過ごすということの意味合いを想った。