はしご通院2010年11月02日

 昨日は午前中いっぱい医療機関を駆け巡った。朝一番に小学校の校門前で挨拶運動のボランティアを済ませて、その足で宝塚行きのバスに乗車した。宝塚駅裏の泌尿器科医院で処方箋を受け取り、最寄りの薬局で薬を求めた。帰りのバスは下山口で下車し、すぐ前の整骨院に立ち寄る。腰痛の再発で先週からリハビリに通い始めていた。整骨院近くのかかりつけの診療所にも立ち寄らなければならない。毎月定期的に処方されている降圧剤が切れかかっていた。診療所の待合室では民生委員の高齢者訪問で顔見知りになったお二人のお年寄りと挨拶を交わした。朝7時45分に自宅を出てはしご通院をこなして帰宅したのは12時半だった。
 こんな半日を振り返ってみて苦笑いする他なかった。「老い」を否応なく意識せざるを得なかった。一日の多くの時間を病と向き合い通院に費やす生活もそう遠くない時期にやってくる。リタイヤ直後の現役の余韻はいつのまにか消えつつある。気がつけばお付き合い世代の大半が同世代以上の高齢者である。今年の高齢者訪問リストには自分自身の名前が登場した。高齢者を見守りながら自分自身も見つめ直す時期が来たようだ。
 そんな中で月に数度の労働委員会の業務が輝きを増してくる。そこには生々しい実社会の現実との関わりがある。こじれた労使関係に割って入る意志と気力が欠かせない。そうした場に尚関与させてもらえていることにあらためて感謝しよう。