民生委員・児童委員の委嘱式2010年12月01日

 市民会館アミティー・ホールで民生委員・児童委員の委嘱式があった。今期は西宮市全体で661名の委員が委嘱された。最初に地区ごとに委員の氏名が読み上げられ地区代表者に市長から国と市の委嘱状が手渡された。80名もの委員を抱える地区もあれば23名の地区もある。広いホールの7割方を占める出席者が名前を呼ばれるたびに返事を返し起立する。その後、市長挨拶、委員代表者挨拶、来賓祝辞と紹介と続き約1時間の式が終了した。
 私にとっては任期3年の委員の二期目を迎える。個人的にはリタイヤ後に地域社会に融け込む上で貴重な役職だった。同時にこの仕事を通して地域福祉の現状の実態をつぶさに知った。高齢化社会と地域コミュニティーの希薄化が進行している。出口の見えない景気の低迷が今なお続いている。民生委員・児童委員が対象とするお年寄りと子供たちを取り巻く環境は一層厳しさを増している。財政難に悩む行政は地域福祉の分野にも負担削減策に取り組まざるを得なくなっている。地域住民と行政の橋渡し役を求められている民生委員・児童委員は、こうした環境下でますます果たすべき役割が拡大しつつある。
 年齢制限はあるようだが、いつまで続けるかは基本的には本人の意向が尊重されるようだ。ケア対象のお年寄りにとっては民生委員と気心が知れる間柄が望ましい。過度に長期化することの弊害も心しておかねばならない。当面二期目の就任を承諾した。

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