山口町徳風会編「やまぐちの里」の発刊2012年10月04日

 山口町徳風会編集の「やまぐちの里」が発刊されたという情報を得た。徳風会に問い合わせたところ、500円で分けてもらえるとのことだった。今日、徳風会のある山口町郷土資料館を訪ねて早速入手した。
 編集後記にはこの冊子の発刊の趣旨が概略次のように述べられている。2年前に徳風会は、「山口町史」を発刊したが、山口の民話や伝承は史実性の面から町史に馴染まないため割愛した。このため徳風会では、民話や伝承が消えてしまうことは忍びないとして「やまぐちの里」を発刊することになった。
 写真やイラストがふんだんに挿入されたA4版184頁の冊子である。全体は「暮らしと自然」「町制」「行事と習慣」「信仰」「民話と伝承」の5章で構成されている。
 「山口町史」は、本格的に山口の歴史を学ぶには格好の教材であり資料である。ただ専門性の濃い大部の書籍であり、一般の人が気楽に目を通すにはややハードルが高そうだ。その点、この冊子は文字も大きく、内容も極力平易に綴られている。多くの人が「山口」を知るための格好の冊子と思われる。