家内のいない一泊二日2012年10月07日

 昨日の昼前から、家内が実家のある岡山に出かけた。昨日の午後に中学時代の同窓会があり、今日の昼前から祖父の50回忌法要がある。そんなわけで家内のいない一泊二日が訪れた。結婚以来、我が家で一二度あったかどうかの珍事である。
 昨日は、家内が在宅している内に自宅を出て、地元小学校の運動会の来賓席で1時間ばかりを過ごし、コープこうべの入口で赤い羽根の共同募金活動に従事して昼過ぎに帰宅した。家内が出かけた後の食卓には、午前中にベーカリーショップで買い揃えてくれた昼食用のカスクードがあった。
 午後には、迫ってきた公民館講座のプレゼン用資料の作成に費やした。夕方、携帯にミュージカル劇団代表からのコール音が鳴った。行きつけの「焼き鳥・鳥進」へのお誘いだった。一人だけの夕食を覚悟していたので、絶好のタイミングの呼び出しとなった。
 3時間ばかり呑んで喋って帰宅した。焼き鳥のアテの他は何も食べていない。夕食準備にかかった。ここでも家内の心遣いが効いている。ご飯は炊飯器のスイッチを押すだけで炊き上がった。おかずは私の好きなニラとミンチの炒めものがフライパンに出来上っている。後はこれを炒めながら卵でとじるだけで良い。風呂掃除の煩わしさを避けてシャワーで済ませ、ひとりだけの就寝に着いた。
 今朝、ひとりであり合わせの朝食を済ませた。早朝散策の後は、録画しておいたテレビ放映の映画「最高の人生の見つけ方」を観た。いい映画だった。昼食は、手っ取り早く昨晩のニラミンチの玉子炒めの続編で済ませた。その後は、公民館講座の資料作成を続行したり、読みかけの文庫本を読んだりして過ごした。
 夕方、家内が帰宅した。岡山名物の海老めしや、サービスエリアで買ったという丹波のバラ寿司が夕食となった。家内のいない一泊二日が終わった。彼女の気遣いで突然の独身生活も大過なく過ぎた。つくづく思った。やっぱり家内には一日でも遅く逝ってほしい。