恵方巻き2013年02月04日

 節分の昨日の我が家の夕食は、きっちり巻寿司だった。言わずと知れた恵方巻きである。老夫婦二人の生活になって、四季折々の歳時期に合わせた献立が多くなった。正月のおせち、春の七草、節分の恵方巻き、雛祭りのちらし寿司、土用の丑のうなぎ、冬至のカボチャ、年越し蕎麦といった具合である。
 子どもたちがいなくなって、我が家の料理長も世代の違いへの気遣いが不要になった。あれこれ迷わずとも年寄りには季節に応じた献立が好ましい。歳時期の献立は、その時期の旬の素材がベースである。それだけに安価で美味しいという智恵が籠っている。同時に食卓に季節を感じることが、齢を重ねた年寄りには何よりのご馳走となる。
 焼きアナゴ、卵焼き、海老、蟹風味、牛肉、しその葉、三つ葉などの様々な具を巻いた家内の手作り巻寿司を味わった。ただ昨晩から今日の昼食までの三食の巻寿司を手抜きではないかとは言うまい。