仁木家イタリアンのお手軽ランチ2013年02月25日

 昨日の日曜日、家内が昼食を外食にしようと誘った。二日前に女子会で自分だけふぐ料理のディナーを味わったことの埋め合わせだったのかもしれない。仁木家のプレゼント葉書が手許にあったこともあり、久々に山口のイタリアンの店に出かけることにした。
 個室席の11時と13時の予約はいっぱいで取れなかった。12時頃なら予約なしでも一般席はあるとのことだ。くたびれた夫婦だけのランチである。今更個室でもない。12時前に着いてすぐに一般席に案内された。2300円のお気軽コースをオーダーした。前菜、サラダ、ピッツア、パスタ、デザート、カフェのコースである。この内、パスタは4種類から、カフェもカプチーノやカフェラテ、エスプレッソなどから選択する。
 海老やサーモン、子芋、グラタンなどの一口サイズの前菜盛合せと、ボールにたっぷり入った有機野菜のサラダがでてくる。甘みのある味噌ダレも付いてくるが、生野菜のままで充分だ。いつもながらが甘くて濃いサラダ野菜が美味しい。続いて二人で一つのハーフサイズのピッツアである。アツアツのもっちりした生地の歯応えが心地良い。メインのパスタは牛スジと白ネギのオイルソースを選択した。これが自分好みのピッタリの味だった。白ネギのシャキシャキ感と牛ミンチの辛めの濃い味がオイルソースで味付けられた細目のパスタに絡まり何ともいえない風味をかもしていた。大きな真っ白の器に盛られたデザートを食べ終えて最後の珈琲を待った。
 10分たっても最後の珈琲が出てこない。デザートと一緒に出されてもよいアイテムだ。たまりかねてスタッフに声をかけて催促した。その間手洗いにたった時、入口付近で順番を待つ大勢の来店客を目にし、珈琲遅れの原因を知った。その後10分が更に経過した。再び家内が催促してようやく到着した。思わず「少し遅すぎるんじゃない」と苦情の言葉を口にした。美味しさ、価格、接客サービスともに水準以上でバランスの取れた店だと思っていた。それだけに最後の場面の手落ちに落胆した。その点を指摘しておくことこそ店のためになると判断した。