住宅街の初の吞み会2013年03月05日

 昨晩、在住する住宅街で初めての吞み会があった。1丁目から5丁目まで2000戸余りもある戸建住宅街である。これまで丁目毎に自治会館や個人宅で催されたことはあるようだが、丁目を超えて全住宅街対象の吞み会は初めてである。ひょとするとこの街の歴史的な出来事になるかもしれない。
 会場は、住宅街の一角にある元海外領事館だった建物で、現在は個人所有になっている。1階の広い床暖房のフローリング座敷に30名近い住民が参加した。男中心の吞み会と思っていたが、3分の1はご婦人だった。会費1500円でビール、お酒、ソフトドリンクが飲み放題で、チョットしたおつまみもついている。6時から8時半までの懇親会だった。
 この吞み会開催に少しばかり噛んでいた。去年秋の民生委員の高齢者訪問で、リタイヤしたばかりのご主人やその奥さんたちと懇談した。ご主人たちは長い現役生活で地域との繋がりが少ない。奥さんたちは突然の亭主のかくも長き在宅に少なからず戸惑いがある。もっと言えばストレスがたまりまくり状態である。双方ともになんとか地域に出かけられないかと思っている。ところが出かける先がない。その人脈もない。住宅街の中に居酒屋でもあれば人の繋がりができるのにと思った。
 この話を住宅街在住の知人の長老に伝えた。かって同じ丁目の年配者たちと吞み会を何度か開催した方である。その後、その長老は住宅街に店を構える知人にその話を打診したところ、所有する元海外領事館の建物で一度やってみようということになったようだ。
 今回の吞み会には高齢者訪問で意気投合した方をお誘いした。会場には知人だけでなく初対面の人も多かった。テーブルを回り、多くの人と懇親した。私の公民館講座を受講してもらっている人やブログを読んでもらっている人もいることが分かった。それだけでも話は盛り上がる。2時間半があっという間に過ぎ、お開きとなった。
 この会は当面月2回、第1月曜と第3月曜に開催されるようだ。ぜひガンバって続けてほしい。そのためにも毎回最低限の参加者が必要だ。個人的にも多くの人に声をかけようと思う。
 向こう三軒両隣りの絆が希薄な新興住宅街である。こんな懇親会を通じて少しでも絆づくりができればと思う。リタイヤオおじさん達の繋がりづくりの場になればと思う。超高齢化社会を迎えた街である。地域での繋がりが不可欠になってきた。この吞み会がそんな街の絆や繋がりづくりの一助になることを願った。