家内の調子が悪い2013年03月15日

 昨日から、家内の調子が悪い。めまいや吐き気がするという。昨日の朝、かかりつけの最寄りの脳外科病院に連れて行った。夫婦で定期的に脳のCT検査をしている病院である。
 病院で二人で脳のCT検査をし、その結果を待って診察を受けた。CT検査の結果は二人とも異常なしだった。家内のめまい吐き気の症状も以前にも治療を受けた耳の持病だと診断された。今回は早く回復するよう治療薬の点滴が処方された。1時間余りの点滴を終えた家内は、かなり元気になったかにみえた。
 帰宅して自分でお粥を作り食べた後、リビングで横になっていた。夜、大阪で労働委員会の関係者との打ち合わせがあり、5時過ぎに自宅を出た。打合せの後、席を変えて懇談したため帰宅したのは11時半だった。帰宅して目にした家内の病状は一変していた。リビングの炬燵でぐったりしている。原因不明で何ともしようがない。2階の寝室に上がるのもつらいと言ってリビングでそのまま寝ることになった。
 今朝、5時半に目が覚めた。慌てて1階に降り家内の様子を窺った。相変わらず調子は戻っていないようだ。ひとりで朝食を済ませ、洗濯にかかった。考えてみれば洗濯機を回すのも初めてだ。家内にお伺いを立てながらやってみる。選択槽内側に付いている洗剤入れにカップ1杯の洗剤を入れる。蓋をしてスイッチを入れる。これだけだった。便利なものだと感心しながら、洗濯という家事のひとつをマスターした気になった。40分ばかりで完了のブザーが鳴り、物干しに干した。
 11時過ぎに労働委員会の会議で大阪に向かった。帰宅したのは5時前だった。途中、阪神百貨店で自分の夕食用の総菜やオコワご飯を調達した。家内は何も欲しくないという。早速、干した洗濯物を取り入れた。
 最近、ご近所の老夫婦だけのお宅で奥さんの入院が相次いでいる。知人でもあるご主人の慌てぶりを耳にする。他人ごとではないと思っていた矢先の家内の不調である。優しい旦那を演じながら、ひたひたと迫る我が家の老後の風景に身につまされた。