榛名由梨主演・ミュージカル「永遠物語」2013年04月05日

 昨日、宝塚大劇場・バウホールで上演されている榛名由梨舞台生活50周年記念ミュージカル「永遠物語」(原作・無法松の一生)を観劇した。市民ミュージカル劇団『希望』後援会の役員お二人が一緒だった。
 昨年4月の後援会主催のシンポジュウムにパネラーのひとりとして榛名由梨さんに無償出演してもらった。その気さくで明るいトークが好評だった。個人的にもご近所にお住まいで顔を合わせれば挨拶を交わし合う。そんな榛名さんの記念すべき今回の公演だった。これは観ないわけにはいかない。
 11時開演のバウホールには中年のご婦人を中心に7割方の観客が席を占めた。高齢おじさん三人組も11列目の正面に着席した。500席のホールは思った以上に舞台との一体感がある。25分間の幕間休憩を挟んで3時間近い舞台だった。
 舞台芸術のレベルの高さに圧倒された。榛名さんが50年に渡る舞台生活で培われた円熟の熱演で松五郎を演じきった。花總(はなふさ)まりさん演じる吉岡夫人の美しさと上品な語り口にしばしば息を呑んだ。大勢の出演者が織りなすダンスシーンもミュージカルのもつスピード感と迫力をいかんなく発揮していた。演劇専用の広さと機能を備えた舞台はさすがだった。多彩な照明装置を駆使した光の造形が舞台演出を盛り上げていた。ホールの音響効果の高さと相俟って音響設備もまた素晴らしいサウンドを提供した。大道具などの舞台造りの凄さは同行者が一致して認めるところだった。剥き出しの2階建の鉄パイプの骨組みが、場面に応じて様々な大道具、小道具を付加して変幻自在にシーンを展開した。あらためて舞台芸術が総合芸術であることを実感した。
 これだけの舞台公演に要する費用の膨大さを想った時、全席指定のチケット料金8千円も納得できた。今回の公演は8日間、12回の舞台である。定員の平均8割の観客としても入場料収入は3840万円である。これで企画・広告費、原作・脚本・作曲費、ホール使用料、舞台製作費、舞台衣装代、音響・照明費用、スタッフ人件費、俳優出演料、その他諸々の費用負担を賄うわけである。
 我が市民ミュージカル劇団『希望』も11月末に、創作ミュージカル「有間皇子物語」の公演を予定している。「永遠物語」を観終えてその素晴らしさを噛みしめながら、他方で「有間皇子物語」の資金調達の厳しさに想いをいたした。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://ahidaka.asablo.jp/blog/2013/04/04/6768146/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。