出身企業のOB会総会2013年04月15日

 一昨日の土曜日、大阪天王寺の都ホテルで開催の出身企業のOB会総会に参加した。発足後8年目を迎えるOB会である。会員対象者1200名に対し会員は550名で、この46%の入会率は同様の組織では比較的高い方だという。例年この時期に開催される総会には毎年100名程度が顔を揃える。40年間の現役生活を過ごした会社である。懐かしい顔ぶれと旧交を温められる貴重な機会でもあり、可能な限り参加することにしている。
 3時開会の会場に今年も100名余りの参加者が円卓を囲んだ。参加者名簿を見ると7割程度の皆さんと面識がある。前半の総会で、会員状況や活動報告と決算・予算が報告された。「質問・ご意見はありませんか?」という司会者の問いに、「宴席を控えて、ここで質問の手を上げたら、会場から袋だたきやろな」と内心で毒ついていた。
 議事の後、OB会の認定クラブのひとつである遊休農地活用のNPO法人からの活動報告があった。企業のOBたちが始めた都市近郊の遊休農地を活用した野菜づくりの事業である。リタイヤ後に貸農園などで野菜づくりを楽しむ人も多い。この取組みはそうしたニーズを企業グループのOBという共通項で組織的に展開している。それは老後の親睦の場も提供という役割も果たしている。同時に大阪府の遊休農地の活用募集の呼びかけにも合致して社会貢献にもなっている。一石何鳥もの役割を担ったユニークな活動である。
 休憩を挟んで、メインの懇親会となる。ビール、日本酒、焼酎が飲み放題のパーティー料理の懇親会である。呑むほどにテンションが上がり、温めたい旧交を求めて円卓をさすらう。職場や体験を同じくした者同士の共通項が何十年振りかの思い出を呼び起こす。当時知らなかった思いがけないエピソードが飛び出したりする。
 3時間の総会・懇親会を終えて、昼酒の酔いに身を委ねながらほろ酔い気分で帰路に就いた。