労働委員会最後の日2014年02月28日

 昨日、労働委員会の担当事件の調査に出かけた。3期6年を務めた労働者委員としての最後の日だった。
 担当事件の公益委員と使用者委員は、ある事件で共に汗を掻き合ったメンバーである。事件そのものはどう見ても和解可能な事案だった。ところがボタンの掛け違いが多く、当事者間の感情的なもつれもあり、中々和解の環境が整わない。労使の参与委員は、それぞれの立場から委員会以外の場でもそれぞれの調整に努めた。結果的に、タイムリミット直前に和解にこぎつけた。就任6年間で担当した審査事件の中でも印象深い事件のひとつだった。これぞ労働委員会ならではの解決という達成感のある事件だった。
 昨日、そんなメンバーだった公労使の三人で雑談した。お互いに印象深いやりがいのある事件だったという想いも共有した。労働委員会最後の日の担当事件が奇しくもその時のメンバーだったことを嬉しく受け止めた。

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