リタイヤオヤジの居場所づくり懇談会2014年11月14日

 今月初めのボランティアコーディーネーター会議で、男性対象の地域活動への参加を呼びかける交流会を開催することになった。並み居るコーディーネーターの中で唯一人の男性である私の出番だった。企画内容を含めた案内チラシの作成を任された。オバサン目線のチラシでは意味がない。リタイヤオヤジの地域での居場所づくりという点では自分自身が数少ない成功事例と思える。7年余りの地域活動の体験を通じた思いも込めて以下のような案内文を起案した。

”あれから40年”
 リタイヤされた皆さん!さぞ気ままなゴールデン・エイジを謳歌されていることと思います。奥様との二人きりのハッピーライフを過ごされている方も多いでしょう。きみまろ言うところの「あれから40年」を迎えました。新婚時代の復活です。ラブラブ時代の夫婦が40年を経ておよそ様相を異にして向き合うことになりました。仕事、仕事で家庭を顧みなかった夫と、子育て・PTA、ご近所付き合い、パートなどでこれまた夫と向き合うことのなかった妻が40年ぶりに一つ屋根で日がな一日顔つきあわせるわけです。とはいえ地域に密着して過ごした妻と、地域は寝床でしかなかった夫の40年間の落差は歴然たるものがあります。

”夫の居場所は?”
 夫はリタイヤ後、遠からずして永年住み慣れた筈の地域と家庭にいかに自分の居場所がないかを思い知らされます。しばらくは妻のねぎらい気分もあり、テレビとごろ寝で過ごせるでしょう。ところが備えのない夫の場合、テレビとごろ寝が日常生活として定着し、下手をすればそのまま「引き篭もり」という事態にもなりかねません。あれほど夢見たリタイヤ後のハッピーライフはどこに行ったのでしょう。

どっかに出かけたら?
 妻には、この事態は最悪です。永年君臨してきた居心地の良い我が家に、突如、夫と称する嵩高い連れ合いが日がな一日占拠し始めるのです。仲良しさんたちと行き来してお茶していた食卓のすぐそばに、デンと居座る夫の姿がいやでも目に入ります。「もうお友達を呼べないし訪ねるのも控えなければならない」と、妻が貴重な日常のひと時を奪われるという恐怖感に駆られても不思議ではありません。そんな妻にとっての一縷の望みは、夫が地域に居場所を見つけて出かけてくれることです。

”夫の居場所づくり懇談会”
 今や「夫の居場所づくり」はリタイヤ夫婦の共通の悲願です。そこで”リタイヤオヤジの居場所づくり懇談会”を企画しました。ボランティア登録済のオジサンやこれから居場所を探そうというオジサンが交流し、居場所づくりのヒントを探ります。地域活動、ボランティア活動、趣味・講座、散歩、山歩き、ゴルフ、グラウンドゴルフ、市民農園等々。リタイヤオヤジの皆さん!ぜひお出かけ下さい。奥様もぜひご主人の背中を押して下さい。

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