スマホの音声入力、初体験!2014年11月21日

 マクドナルドのモーニングコーヒー片手に文庫本を読んでいた。文脈を追っていてふとある言葉が思い浮かんだ。学生時代に読んだ小説のタイトルである。すぐにスマホのGoole検索画面を表示した。初めてみる音声入力検索を求める画面が現れた。先日、スマホ基本ソフトのバージョンアップをした。その結果登場した画面なのだろうか。
 「マイクをタップしてください」という表示に従ってマイクのアイコンをタップした。「お話ください」と続く。画面に向かって心持ち緊張しながら「見る前に飛べ」と口にした。画面の余白に「見る前に飛べ」と表示され、瞬時に検索結果の一覧画面に切り替わった。大江健三郎の作品「見る前に飛べ」に関連するリストだった。
 感動ものだった。音声入力は情報として受け止め、まだまだ先の話だと思っていた。その音声入力をあっけなく体験してしまった。これまでの入力の煩わしさを一気に飛び越える環境がこんなに身近なものになっていたとは!
 地域の高齢者福祉の環境整備のために、社協分区を中心に自治会、老人会、ボランティアセンター、民生委員で構成される「福祉ネット」の立上げ準備を進めている。情報弱者である高齢者の見守りや安否確認の環境をどのように整えるかは避けて通れないテーマである。高齢者のIT環境活用は文字入力が越え難いネックだった。音声入力がこれほど身近になるに及んで、近い将来タブレット端末利用による高齢者の見守り環境が急速に普及するに違いない。「福祉ネット」の取組みメモの「見守り環境整備」の項目に「タブレット端末導入の検討」と入力した。