最終日の船坂ビエンナーレ20142014年11月24日

 昨日、家内と一緒に西宮船坂ビエンナーレ2014の最終日に出かけた。前回は観賞できなかったので4年ぶりのビエンナーレとなった。
 10時過ぎに船坂小学校前の駐車場に到着した。旧船坂小学校のランチルーム棟受付で入場料500円と引換えに「アート巡りパスポート」が渡された。マップと一緒にスタンプラリー用紙が付いている。出展の28の全作品を鑑賞しスタンプを集めると200円のお買物券がもらえるという。これを聞いて、よく分からないアート観賞に引き気味だった家内が俄然全作品踏破に意欲的になった。それは多くのビエンナーレ参加者に共通の効果を与えたに違いない。作品鑑賞スタンプラリーは間違いなくヒットアイディアである。
 小学校舎内の10作品の観賞からスタートした。この中では中国のヤン・ミンさんの「4キロメートル」という布状のクモの巣を張ったような作品がインパクトがあった。校庭の大楠を素材にした作品も面白かった。楠の幹にしつらえられた舞台から眺める風景そのものが作品である。学校から山沿いに西に向かった。善照寺周辺の作品を観た後、湯山古道を抜けて集落の中の茅葺屋根の古民家を舞台にした作品を鑑賞する。幹線道路のガードをくぐると船坂川沿いに3作品が待っている。その後が大変だった。船坂川沿いに南に向かって上り坂をひたすら歩き、レストラン・アリスの庭の小屋風の作品に辿り着いた。
 残された8作品は船坂の南部のエリアに点在していた。旧集落の一軒の大きな民家の庭に入った。そこで見かけたのは知人である同僚民生委員の姿だった。庭の一角にある古井戸の傍で女性がカメラを構えていた。古井戸を素材とした作品の作家の先生だった。西に向かうと修復された茅葺家の古民家を舞台とした作品がある。さらに西の民家の庭先の作品を観た後、集落の南に広がる田園を舞台とした5つの作品を巡った。「晴眺雨防」と題された人型風の作品に魅かれた。
 作品鑑賞を終えて小学校のランチ棟に戻ったのは12時前だった。ランチルームは先着50食の手打蕎麦を求める来場者が列をなしていた。長い待ち時間の末に野菜天ぷら付蕎麦にようやくありついた。駐車場に戻り帰路に着いたのは1時半頃だった。3時間に及ぶ現代アート巡りで歩数計は1万歩近くをカウントしていた。

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