ホームページの始末2014年11月26日

 現役時代に幹事として発足以来10数年に渡って参加していた異業種交流会がある。リタイヤ以降は顧問という名目で席を置いていたが、例会参加は年々おろそかになり、意を決して10月末に退会を申し出た。
 この異業種交流会のHPを担当していたことから、退会に伴い今後のHPの管理が問題になった。私の退会で今後はHP更新が叶わなくなる。そこで「HPはネット上から削除するほかない」と幹事の皆さんに伝えたところ、「何とか幹事が分担して維持運営できる方策はないか」という連絡があった。可能かどうかプロバイダーにも問合せ、検討してみた。
 異業種交流会のHPは私の個人HPの枝サイトで管理している。従って、サイトを削除しなければこのサイトの閲覧は可能だが、データの修正追加といった更新は一定のスキルや特別な手続きが必要だ。私のHPは、HP作成ソフト「ホームページビルダー」を使って編集し、個人契約しているプロバイダーのサーバーにアップロードして管理している。サーバーへのアクセスは当然ながら個人IDとパスワードが必要だ。今後、幹事の誰かがHPを継承し維持管理するにしても次の点が欠かせない。①編集担当者のPCにホームページビルダー等のソフトをインストールし操作できること、②私のプロバイダー契約の個人IDとパスワードを伝え使用可能の許可をすることである。①については多少の費用負担とITスキルがあれば可能であるが、②誤操作等により、私の本体HPへの修正、削除等の不測の事態を免れないことや、プロバイダーと契約しているホームページのデータ容量の管理ができない等を考えればリスクは大きすぎる。以上のことから「私以外の人が現在の異業種交流会のHPを私の枝サイトのまま更新を行うのは無理かと思います」と回答した。
 人生の晩年を迎え、今後様々な「始末」を迫られる。今回の一件は、情報の便利な環境づくりということで手を広げてきたIT分野の「始末」を考えさせられるいい機会だった。