恒例の懇親と高齢のトラブル2014年11月29日

 郷里の姫路に出かけた。3年前に高校時代の親友K君と50年ぶりに再会し、毎年1回は旧交を温めようということになった。以来、会場を姫路と私の住まいに近い神戸近辺と交互に移して3回目を迎えた。
 彼は実家近くに事務所を構え今も不動産業を営む現役である。当然ながらリタイヤサラリーマンの私とは経済力や生活スタイルはかなりの相違がある。それでも高校時代同様のイーブンの付合いでいきたいという申し出を快く受け入れてくれた。今回の懇親会場は私の意向も汲んだ姫路駅近くの「あなご料理の柊」だった。
 彼が事前予約してくれた「穴子づくし御膳」を肴に生ビールのジョッキを重ねた。お互いの近況を語った。今も交流のある同級生たちの消息を訊いた。共通の関心のある読書や分野の話題を語り合った。呑むほどに語るほどにお互いの人生観にまで及ぶのも50年を隔てて尚分かり合える友の良さなのだろう。
 3時間ばかり柊で歓談した後、ぜひ味わってほしいという鯛焼きの店に案内された。西二階町にある「鯛焼本舗・遊示堂」という店だった。奇しくもその店は出がけに家内から「買ってきて」と頼まれていた店だった。8個ほどのまとめ買いと一緒にK君ともどもその場でアツアツを一個味わった。
 トラブルはその店に行く途中で発生した。生ビール3杯の酔いも手伝って路上の突起物に足を捕られてばったり前に転倒した。コンクリート路面に左膝がしらをしたたかにぶっつけた。すぐに立って歩いたものもじわじわと痛みが襲った。呑んではいても若ければ転倒は避けられたと思う。そもそも突起物につまずくこと自体が高齢ゆえのずり足歩行のなせるものかと思わずにはおれなかった。
 駅前でK君と別れて新快速電車に乗車し最寄り駅まで辿り着いた。二日後に一泊二日の長崎旅行を控えている。念のため医者に診てもらうに越したことはない。駅前で家内の待つマイカーに同乗して最寄りの整形外科を訪ねた。医師の診断は「膝頭の裂傷が大きく止血のためには塗った方が良い」とのことですぐに処置された。その後のレントゲン検査で幸いヒビや骨折はなく旅行も大丈夫とのこと。とはいえしばらく通院は避けがたい。
 恒例の楽しい懇親の後に訪れた高齢のお粗末なトラブルだった。