現役時代の仲間たちの老後の居場所づくり2014年12月06日

 昨日、毎年恒例の出身企業の労組役員OBと現役との懇親会に出席した。リタイヤして呑み会がめっきり少なくなったが、師走のこの時期には忘年会と称する呑み会がめっぽう増える。先日の高校時代の親友との呑み会で不覚にも転倒して左膝裂傷で二針縫ったばかりである。昨日の呑み会の前に整形外科で膝の抜糸を終えて会場に向かった。
 会場の難波のスタンド割烹日本・道頓堀本店に到着した。OB18人と現役9人が顔を揃えている。開会挨拶を現役委員長と持ち回りのOB代表が述べる。今年のOB代表のS君は、いつになくまじめな興味深い挨拶をした。早期退職した彼は還暦の年に環境関連の事業を起こし、苦節7年でようやく軌道に乗せたという。元来システム分野の専門家である。挨拶の後半はIT環境のいくつかの最新技術の情報を披露してくれた。そのひとつに、IoT(Internet of Things)という技術があるという。
 帰宅後、ネット検索すると「IoTとはモノのインターネット」のことで「従来は主にパソコン、サーバー、プリンタ等のIT関連機器が接続されていたインターネットに、それ以外の様々な"モノ"を接続する技術で、"モノ"をインターネットにつなぐことにより、離れた"モノ"を操作したり、離れた"モノ"の状態を知ることができるようになる」というものだ。
 自分の立ち上げた事業にもIT技術を取り入れただろうS君は、こうした最新技術が自分の生活にどうかかわるかもぜひ知ってほしいと結んだ。
 開会挨拶と乾杯の後しばらくはおもいおもいに同じテーブルの旧友たちと懇談した。ほど良くアルコールが回った頃に、恒例の出席OBたちの近況報告となる。81歳の最高齢の長老は、俳句の世界に新たな居場所を見つけ同人たちと句集を自費出版したという。青春時代を分かち合ったつわもの達の多くはリタイヤを迎えている。それぞれに老後の居場所を見つけてその報告をしている。年に1度のOB会は、二度目の青春の情報交換と交流の場である。

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