民生委員とボランティアコーディネーターの初顔合せ2014年12月17日

 今日の午前中、安心プラザでボランティアコーディネーターと民生委員の初めての懇談会があった。我が町にボランティアセンターが生まれて13年になるという。この間、高齢者や障がい者のケアという共通の役割をもったこの二つのグル-プはなぜか公式の懇談の場を持つことはなかった。もちろん相互に重複したメンバーも多く、非公式な個別の交流は多かったと思われる。逆に、そうした交流故にあらためて公式の懇談の場を持つという意識も希薄だったのかもしれない。何はともあれ、民生委員8名(内2名はコーディネーターも兼ねる)とコーディネーター6名の計14名が顔を揃えた。
 出席者の自己紹介の後、自由懇談になった。ある民生委員の「カーボランティアの利用手続きが煩雑だという声を聞く」という意見を皮切りにカーボランティアの在り方が話題になった。坂道の多い住宅地に住む高齢者にはカーボランティアはありがたい機能である。利用者登録やボランティア保険の加入等の煩わしさについては申込み書提出だけで実務のほとんどはボラセンでやるというアナウンスは欠かせない。それ以上に、高齢化の進展に伴いサービス提供者の確保こそが最優先のテーマであるとコメントした。
 困り事支援の充実も話題になった。ある民生委員からは「他のボランティアを必要最小限の対価を得てやっている経験からも、今後はサービス提供者への有償ボランティアという考え方は必要ではないか」といった意見も出された。他の民生委員から出された「中学校のボランティア活動との連携も必要ではないか」という意見も新鮮だった。
 初めての懇談会は双方にとって新たなヒントを得られた有意義な機会だった。