無残!その後のさくらトンネル・・・(/_;)2014年12月21日

 哀しさを引きずって帰路に着いた。たった今目撃した無残な光景がブルーな気分を運んでいた。一週間前にみた光景が不吉な予感をもたらしていた。http://ahidaka.asablo.jp/blog/2014/12/13/7515722 その予感はたった一週間で見事に裏づけられていた。
 今朝の早朝散策の途上である。公智神社前の電車道から西川沿いの小路に入った。その途端に目に入ったのは見慣れた光景が一変した姿だった。小路の左右をさくら並木が立ち並んでいた。季節には見事なさくらトンネルを演出していた並木道だった。その西側の並木の列が全て消失し、寒々とした巨大な空間を生み出していた。切り取られたばかりの生々しい切り株の列がチェーンソーの惨酷な爪跡を残していた。
 知る人ぞ知る山口の有数のさくらスポットだった。電車道と西川の間の原野だった遊休地の開発が着手されたのだ。遊休地の敷地内に広がる並木の枝振りが開発の妨げになると判断されたのだろう。法的に咎められるものではないという開発者側の立場は否定しがたい。それでも開発と自然環境の調和という知恵が生かされなかったものかと思わずにはおれない。