小学校入学式と少子化の波2015年04月09日

 地元小学校の入学式に参列した。卒業式の厳粛さと違い、あどけなさの残る小学一年生が主役の入学式は和やかで微笑ましさが漂う。父兄、教職員、来賓が円形で取り囲んだ体育館フロアに新入生たちがはにかみながらも緊張した面持ちで入場する。
 国歌斉唱、校長の言葉、在校生歓迎の言葉、来賓紹介と淡々と進行し、6年生の「世界に一つだけの花」の合唱の後、「一年生になったよ」を新入生たちが元気いっぱい歌った。その後、教職員紹介と校歌斉唱と続き、50分ほどで終了した。
 控室に戻り、校長からお礼の言葉があった。「先日の卒業式で119名の卒業生を送り、今日の入学式で80名の新入生を迎えました。1年前に600人いた在校生が今は556人に減少しました」。送る人数を迎える人数が年々下回り、少子化の波が着実に押し寄せている。