初物の破竹の刺身2015年06月03日

 早朝散策で有馬川沿いの竹藪に破竹があちこちで頭出ししているのを見つけた。帰宅後、筍が大好物の家内にその旨を告げると、案の定すぐに乗ってきた。日中の暑さを避けて夕方に夫婦で出かけた。
 破竹は放っておくとあっという間に成長してしまう。元来、筍よりも細身なので大きくなりすぎると食用に適さない。地中から頭を出して間もない30cmほどの太めの破竹が美味しい。そんな破竹を適度に収穫させてもらった。
 家内は台所で早速調理にかかる。皮を剥かれた瑞々しい破竹がお鍋に入れられ、あく抜きを待っていた。その日の夕食には破竹の先端の柔らかい部分を集めたお刺身が登場した。さすが主婦歴45年の技である。素材を生かした初物の破竹に満足した。