「高齢者あんしん窓口」なのか「地域包括支援センター」なのか2015年06月12日

 今日の午後、地区の民生委員協議会の定例会があった。会議の冒頭には公的機関の担当者からの報告やアナウンスがある。そのひとつに高齢者あんしん窓口・山口がある。
 ところでこの機関は以前は「地域包括支援センター」と呼ばれていたが、現在は市の公の発行物を読めば「高齢者あんしん窓口」に統一されているかに見える。ネットで調べると各市町村では地域包括支援センターが一般的だが、高齢者あんしん窓口を採用している市町村もある。ところが「あんしん窓口」を採用した筈の西宮市でも必ずしも呼称の使用は統一されていない。定例会の担当者も「地域包括では・・・」といった使い方をしている。
 福祉ネットの事務局を預かる立場になって様々な場面でこの機関のことを触れる機会が多くなった。先日の社協役員会でも「あんしん窓口」と表現したところ、ベテラン役員から「地域包括支援センター」のことですと注釈された。そんなことから以前なら聞き過ごしていたことも今日は気になって注文をつけた。「あんしん窓口か地域包括なのか?呼称の統一が必要ではないか。今後ますます重要になり呼称の機会も増えるだけに現場の混乱を避ける上でも統一が必要だ」。これについて担当者は「高齢者あんしん窓口と呼称した場合、障がい者等が漏れる懸念があるという意見もある。一存では答えられないので持帰る」とのことだった。
 確かに地域包括支援センターの対象者は高齢者に限らない。それなら公の発行物で「高齢者あんしん窓口」を「地域包括支援センターの呼称です」と記載していると自体が間違っている。むしろ高齢者を取って「あんしん窓口」に統一すべきではないか。市の担当部署をはじめとした所管部署でのキチンとした対応を望みたい。