地元中学のトライやる・ウイーク体験学習発表会2015年06月25日

 昨日の午後のひと時を地元中学校の体育館で過ごした。生徒たちのトライやる・ウイーク体験学習発表会を見学した。今年1月末にトライやる・ウィークの事前学習で「ふるさと山口」をテーマにプレゼンをした。その講師に対する来賓案内が届き参加することにした。
 生徒たちによる活動インタビューがある。体験した四つの事業所の各5人の生徒たちに「楽しかったこと」「辛かったこと」「勉強になったこと」などの質疑応答がある。全事業所での活動風景を写真や動画でレポートしたスライドショーが上映される。そういえば家内と一緒に食事をしたお寿司屋さんでも体験中の生徒たちと遭遇し、励ましの声をかけたものだ。
 渡されたパンフレットを見ると生徒たちが体験した事業所は65カ所にも及ぶ。飲食業、小売業、病院、介護施設、ボランティア団体、老人クラブ、物流業、ゴルフ場、保育園、幼稚園、消防署、図書館等、多岐にわたる。
 休憩の後、竹細工の作業所での五日間の工程を追った報告がプレゼンと指導の地域住人とのやりとりを交えて報告される。保護者代表と学校長からのまとめの挨拶を最後に1時間半ほどの発表会が終了した。
 考えてみれば私の中学時代にはなかった活動である。中学2年になったばかりの生徒たちにとっては、実社会の仕事を体験するというのは想像以上に緊張感のあることなのだろう。半年ほどかけて事前の準備をしてきたという。それでも間違いなく校内学習では到底得られない貴重な体験だったに違いない。受け入れる側の地域社会にとっても子どもたちを見つめ育てるというかけがえのない機会をもたらしている。今後ともぜひ続けてほしい取組みである。