TBSテレビ「コウノドリ」2015年11月07日

 TBSテレビの金曜ドラマ「コウノドリ」に嵌っている。出産にまつわる様々なドラマが感動的な物語に仕上げられている。つくづく出産という命の誕生が多くのリスクを乗り越えて成し遂げられる奇跡の営みであることを思い知らされる。
 昨日の第4話は「切迫流産」という苛酷な現実を前にして、両親と医師たちの葛藤、苦悩、決断がリアリティ溢れる映像で見事に描かれていた。500gの超未熟児の誕生シーンは現実の赤ちゃんの出演映像である。そこにも出演同意に至る両親の葛藤や苦悩があった筈である。それでも未熟児の奇跡の誕生というドラマ展開には欠かせないシーンである。両親の決断に頭が下がる。
 折しも我が家には里帰り出産で娘が同居中である。順調な経過で間近に出産を迎えた娘の大きなお腹を眺めながら、その幸運に感謝した。とはいえ誕生の瞬間まで予断を許さないのが出産である。初孫の誕生までの紆余曲折を心して待つほかはない。
 欠かさず観ている娘が観終えて呟いた。「ようここまでこれたもんや。命がけやもんな~」。その実感のこもった呟きに内心で拍手した。