テレビ音を手元で聞くスピーカー2015年12月07日

 半ばあきらめていた孫の誕生がはからずも古希を迎えた年に実った。しかも娘のおめでたということで里帰り出産となった。我が家での娘と初孫・花ちゃんとの共同生活が始まった。老夫婦二人の穏やかな生活が一変した。それなりに赤ちゃん同居の準備はしていた筈だが、実際に始まってみると想定外の事態にうろたえる場面も出てくる。
 生後1カ月にも満たない花ちゃんはお乳を飲むことと眠ることが本業である。スムーズに眠りにつき安眠を確保してやることに母親である娘は努力を惜しまない。花ちゃんの眠りを妨げるものが過剰な音と光である。光の方はリビング隣りの花ちゃんの寝室の仕切り戸を閉めればコントロール可能である。問題は音だった。
 リビングには仕切り戸近くに46インチ大型液晶テレビが鎮座する。毎日サンデーの老夫婦二人の日常に組込まれた娯楽提供ツールである。しかも年々遠くなる耳に応じて音量は大きくなっている。娘の要請に応えて抑制するが、求められた音量では聞き取れない。やむなく百均で長いコードのイヤホンを調達して対応していたが、これでは家内も見る番組には対応できない。そんな時、新聞広告で商品名「テレビの音が手元で聞こえるスピーカー(ツインバード製)」が目についた。
 早速、ネット検索して調べてみると、離れたテレビの音をワイヤレスでキャッチして手元に置いたスピーカーで聴くという機器のようだ。「これやッ」とばかりすぐにネット注文した。税込、送料含めて8,510円だった。届いた商品をセッティングして先日から利用している。音質のレベルは望むべくもないが、花ちゃん滞在中の2~3カ月限定の使用と割り切れば満足すべきと言えよう。