山口中学トライやる・ウィーク事前学習のプレゼン2015年12月12日

 昨日の午後、恒例となった地元中学校のトライやる・ウィーク事前学習のプレゼンを行った。毎年1年生対象に実施し今回で4回目を数える。生徒たちがトライやるで地域に出かけるにあたって地域の勉強をしておこうという趣旨である。
 1時40分から中学校の体育館で180名ほどの生徒たちを対象にパワーポイント作成の「ふるさと山口」を語った。プロジェクターで投影された舞台上の大型スクリーンの画像中心のプレゼンである。4回目とあってかなり慣れてきた。内容もほぼ頭に入っている。「山口はどんな町」「自然と生き物」「歴史と伝統」「新たな息吹」という四つのパーツ21シートの構成である。予定の45分ちょどで終えた。
 その後、いくつかの質問を受けた。事前に生徒たちがクラス毎に話し合った項目である。「山口町で一番古い建物は?」「一番有名なものは?」「北六甲台の天上公園にあった公智神社が今の場所に移ったのはなぜか?」等々である。
 担当の先生からまとめの話があった。県内中央の山里出身の先生の口から「自分の中学時代にもこのようなふるさとの話を聞いておきたかった」という嬉しいコメントを聞いた。そのことこそが私の願いである。グローバル社会が進展するほどに、拠って立つポジション(アイデンテティ)が求められる。その大きな要素に「ふるさと」がある。ところが今日の学校教育のカリキュラムにはふるさとを語る場面はほとんどない。山口に育った子どもたち全員が一度は「ふるさと山口」を聞く機会があってほしい。山口中学のトライやる・ウィーク事前学習のプレゼンの機会はそんな想いを叶えてもらえる絶好の場である。