ギャー泣き2015年12月15日

 外出から帰宅してリビングのドアを開けた。正面のソファーで娘が抱っこした花ちゃんにかぶさるようにして眠っていた。花ちゃんもママの膝で安心しきったように爆睡中だった。母娘のその姿に至るまでの光景が目に浮かんだ。
 お乳を終えた後、花ちゃんはすんなりと眠ってくれるわけではない。時には手がつけられないほどむずかることもある。ギャーギャー、ウンガーウンガーと顔中をくしゃくしゃにして泣き叫んだかと思えば、ヒーヒーと悲し気な声で涙ながらに訴える。思い切り背中を突っ張って手足をばたつかせる。娘はそんな花ちゃんの本気モードのむずかりを「ギャー泣き」と称してビビッている。かくいうじいちゃんも何度かその事態に遭遇し途方に暮れたものだ。それでもじいちゃんの場合は最後は娘にバトンタッチできる。母である娘は逃れられない。
 ソファーで眠る母娘の姿は、その前のギャー泣きの後の泣き疲れた花ちゃんを連想させた。泣き疲れて眠りに落ちた花ちゃんに誘われて一緒に眠りに落ちた娘の姿を連想させた。
 それでも娘と花ちゃんは恵まれている。里帰り出産でじいちゃんばあちゃんのひと時の救いがある。都会の一室でひとりで赤ちゃんと向き合う母子家庭の若いママもいる。ギャー泣きする我が子に疲れ果てているママの気持ちを思い遣った。「育児放棄」という言葉が若いママにふとよぎったとしても不思議はない。民生委員・児童委員という役職がどこまでそうしたママの救いになれるだろう。

コメント

_ 通りすがり ― 2015/12/16 22:26

感情も感覚も未分化な赤子は、大人と同じような何かを訴えようと、泣いている訳ではありません。混沌とした中で、ただ「泣けて来る」だけかもしれません。
大人はただ、付き添うしかないのですが、イヤだな、不安だな、と思っていると、子供はそれを、敏感に感じ取ります。
焦らず、呑まれず、超然と、付き合ってあげて下さい。
と文字で書くのは簡単ですが。
慣れるのには、そうとうかかるものなので。
「お爺さま」、ヘルプしてあげて下さい。

_ 明日香 亮 ― 2015/12/17 11:01

通りすがりさん、コメントありがとうございました。心して見守りながらヘルプします。

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