病院・・・社交の場2015年12月17日

 前立腺がんを調べるPSA検査を定期的に受けている。これまでの検査では基準値の4.0の前後をさまよっている。前回8月の検査で4.04と基準値を微妙に超えた。基準値を超えるとドクターから前立腺針生検(せいけん)という前立腺の組織を切り取って、顕微鏡で調べる検査を勧められる。一度受けたことがあるが何とも苦痛で気持ちの悪い検査である。今回は越えた数値がわずかであり、次回の検査結果によって生検実施の是非を判断することになった。
 今日の検査結果は2.84と大きく改善された。PSA数値はアルコールに敏感に反応するようだ。前日の飲酒は禁止されている。ならばここは生検を避けるためにも前日と言わずもっと早くから禁酒すればいい筈と考えた。好きなビールも背に腹は代えられない。3日間の断酒の結果の数値である。気をよくして帰宅して昼食前に缶ビールを空けた。
 待合室で知人お二人に遭遇した。同じ住宅街の同世代のオヤジさんたちだ。奇しくもお二人とも私の公民館講座の受講者だった。前回の道場散策講座の話題に花が咲いた。歳を重ね病院通いが日常生活に比重を占めてくる。これまでも同じ病院内でしばしば知人と顔を合わせた。高齢者たちにとって病院は格好の社交の場となる。