社協福祉講座「成年後見制度」2016年03月14日

 昨日の午後、社協分区の福祉講座が開催された。市の権利擁護センターの岩本さんを講師とする「成年後見制度」をテーマとした講座だった。成年後見制度については3年前にも山口公民館で権利擁護センターの相談員である弁護士さんの講演を聞いていた。http://ahidaka.asablo.jp/blog/2013/02/25/6730179 一般にはまだまだ馴染みの薄い制度であるが、3年前の講座受講者がわずか9名だったことからすれば今回の講座に28名もの受講者があったことはそれだけ関心が深まったということだろう。
 冒頭にドラマ仕立ての分かりやすい制度案内のDVDが映された。その後講師から制度の多面的な内容がパワーポイントでプレゼンされた。理念、法定後見と任意後見、申し立て手続き、後見人の選任と仕事、制度の課題などである。どんな形でこの制度が活用されているかという五つの事例の説明も分かりやすかった。
 講演後の懇談ではサプライズで提供された温かいぜんざいを頂きながら受講者からから質疑や意見が出された。中には父親の成年後見人の経験のある知人からの体験を交えた貴重な意見もあった。私からも地域の見守りと成年後見制度との関わりについて意見を述べた。ともすれば家族・親族の問題に思われがちな制度であるが、地域の独居高齢者や認知症発症者の消費者被害等に関わるテーマでもある。民生委員の見守り活動に必要な知識のひとつとしてあらためて学習できた。

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