有償ボランティア・よりそいサポートのキックオフ2016年05月23日

 昨日の午後、地区社協ボランティアセンターの有償ボランティア・よりそいサポートの立上げ説明会を開催した。ボランティアコーディネータの一員として1年がかりで準備を進めてきた事業である。先月就任した社協分区長としても今年度最も重点を置く事業として提案した。
 説明会は地域住民の皆さんに、初めてその全貌をお伝えし、利用者登録、サポーター登録をお願いするいわばキックオフの場である。それだけにどれだけの住民に参加して頂けるかが焦点だった。
 1時半の開会を前に大勢の方に会場に足を運んでもらった。事務局で多目に準備した筈の配布資料45部が間に合わず追加印刷に追われた。最終的に会場のコミュニティーセンターを埋め尽くす57名の参加者で溢れた。嬉しい誤算というほかはない。地域での高齢者の困りごと支援のボランティアへの期待の大きさを物語っている。
 最初に13名のボランティアコーデネーターが紹介された後、私から40分ほどかけてに「有償ボランティア導入の背景と趣旨」を述べ、「よりそいサポートの仕組み」を説明した。
 その後40分ほどに渡って活発な質疑応答があった。「この初めての試みは、どこかの先進的な事例を参考にしたのか」「子育て卒業母さんたちが空いた時間をこの活動に気軽に参加できるような仕組みを」「実際の活動実施はいつごろか」「提供されたサービスの質をめぐるトラブルを想定しているか。その場合の窓口は誰か」「自立生活支援の趣旨は理解できるが実際に支援を依頼できる活動の中身はどんなものか」「見守り活動との連携を通したニーズの発掘が必要ではないか」「有償ボランティアという言葉に抵抗がある。ボランティアとは本来無償ではないか」「今現在様々な困り事を抱えている。今すぐにでもやってほしい」等々。10名ほどの皆さんからの質問、意見、要望だった。閉会後にはサポーター登録10名、利用希望カード3名を頂いた。
 よりそいサポートが順調なキックオフを飾った。