社協分区のトライやる・ウィークの受入れ2016年05月30日

 地元中学校のトライやる・ウィークが始まった。社協分区も地域のボランティア組織のひとつとして生徒たちの受入れをしている。障がい者・児支援部が実施している障がい者の居場所づくり事業「青い空」での受入れである。分区長に就任して初めての受入れの様子を把握しておきたいと思った。
 9時半に会場の安心プラザを訪ねると、既に4人の女子中学生たちが責任者の指導を受けながら会場設営の準備を手伝っている。10時過ぎにはいつもの3人の障がい者の皆さんの顔が揃った。生徒たちが淹れてくれたお茶を飲みながら、参加者全員で自己紹介をする。スタッフは責任者と80代の男性ボランティアの二人である。付添いのヘルパーさんお二人を加えて、10時から15時迄の時間をお茶を飲んだり外注のお弁当を食べたりしながら過ごす。
 60代の男性障がい者は男性ボランティアとの将棋がお気に入りである。絶えず大きな声を発したりテーブルを叩いたりする30代の男性。専用車イスで寝たきりに近い状態の30代の女性。中学生たちには初めてみる光景なのだろう。多様な人たちが様々な形で生活を営む共生の姿が社会の現実である。社協分区でのトライやるを通してそうしたことを学んでほしい。