我が家の「あれから40年」、本格的スタート!2016年06月08日

 今週から家内が家に居る時間が大幅に増えた。永年に渡って続けてきたパート勤務を先週末でようやく卒業したのだ。パート勤めを始めたのは娘が小学校入学した年からなのでかれこれ32年に及ぶ。その収入の多くは我が家の家計の足しになってきた。二人の子供を育て上げ、家事万端をこなし、亭主の世話を人一倍焼いてくれた(時にその世話をが煩わしいぐらいであったとは口にすまい)。そんな主婦業をこなした上でのパート勤めだった。ありがたいことだ。あらためて「ご苦労さん」と感謝した。
 そんなわけで我が家の本格的な「あれから40年」が始まった。実に46年ぶりの夫婦二人きりの新婚生活の再来である。毎日の暮しの多くの時間を夫婦二人だけで一緒に過ごすことになる。もっとも私のリタイヤ生活突入の8年前からリハーサルは終えている。私自身は地域活動の様々な分野に「居場所」を見つけて「引きこもり」「濡れ落ち葉」生活から免れている。
 むしろこれまで特段の趣味やサークルなどに関わりのなかった家内のセカンドライフの方が心配である。何はともあれ慰労を兼ねた小旅行を話し合っている。まだまだ続く夫婦二人の老後をどのように過ごすか。「夫婦はひとり、時々ふたり」の適度な距離感のある老後スタイルがいよいよ試される。