第2回福祉フォーラム!テーマは「在宅ケア」2016年06月13日

 一昨日の福祉ネット北六甲第二回総会の後、社協北六甲台分区との共催で福祉フォーラムを開催した。福祉ネットでは毎年総会後に福祉フォーラムを開催し、時節に応じた高齢者福祉に関わるテーマについて地域で問題意識を共有することにしている。
 設立総会の「住民主体の地域包括ケアシステム」のテーマに続き、今回は「知っててほしい在宅ケア~地域で暮らすために~」をテーマに、訪問看護センター明和の中島淳美看護師主任に講演をお願いした。
 14時40分から1時間半余り、豊富な訪問看護の体験に裏付けられた在宅介護の現状、留意点、助言がパワーポイント画像を交えてたっぷり語られた。端的に言えば、終末期医療も含めて在宅ケアという選択肢の前向きな検討の提案ということになる。それは病院や施設での看取りを想定していただろう多くの受講者にあらためて在宅ケアの現実的な選択を考えさせられた筈である。
 講師が体験した在宅でのケアや看取りの様々な事例が紹介された。介護の苛酷さだけでない肉親とよりそいながら終末期を過ごすことのかけがえのない体験も語られた。もちろんきれいごとでは済まされない苛酷さもあるに違いない。それでも在宅での介護や終末期医療は多くの当事者の願いでもある。講師はそのことを現実的なテーマとして聴衆に一石を投じた筈である。福祉ネットがそのために地域で何を支援できるか。あらためてそのことを胸に刻んだ。

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