花ちゃんがやってきた2016年06月16日

 昨日、20日ぶりに花ちゃんと再会した。里帰り出産でお世話になった地元の病院の7カ月検診受診のためだ。西宮市の本庁で会合があったため家内がひとりで大津まで迎えに行った。先に帰宅した私が待ち受ける我が家に3時半頃に花ちゃんがようやく姿を現わした。
 日々のFaceTimeで娘から花ちゃんの人見知りが激しくなったと聞いていた。母ちゃん以外の人が抱っこするとすぐにギャン泣きするようだ。父ちゃんと言えども例外ではない。ましてやじいちゃんなら尚更だという。
 そんな事前情報を耳にしていたので、リビングのソファーで娘に抱っこされた花ちゃんをおそるおそる近づいた。色んなあやし言葉でご機嫌を伺った。キョトンとした顔つきが口角を上げて満面の笑みに変貌した。なんやご機嫌やないか。しばらくそんなやりとりをして、頃は良しとばかり娘の手からそっと花ちゃんを受け取った。途端に顔をしかめて泣き顔になった。口元を歪めて泣き出した。その泣き声が一気に加速しギャン泣きに変わった。ヤッパリ。ショックだった。生後3カ月半の頃まであれほどなついていたではないかという内心の自負が木っ端みじんに砕かれた。
 それでもフロアに移った花ちゃんの成長ぶりに目を細めた。両手両足を床に着けて四つん這いで歩きそうなポーズをとる(ポーズだけである)。片膝を立ててじっと周囲を眺めたりする。目を合わせると顔をくしゃくしゃにして笑顔を見せる。日曜の朝までの4日間ばかりの花ちゃんとの至福のひと時が始まった。