3回目のつどい場”あん”2016年06月20日

 我が町にオープンした3回目のつどい場”あん”に参加した。今回は3人の方をお誘いした。奥さんが認知症で施設入所の80代の男性、奥さんに先立たれ息子さん家族と同居中の80代の男性、奥さんを介護中の60代の男性である。内お二人は民生委員の担当地区在住のご近所さんである。11時過ぎにご近所さんお二人をマイカーでお誘いし会場のお宅に伺った。
 今回の参加者は、介護者やおひとり住まいの高齢者などの当事者が4人、ケアマネジャーや看護師などの専門職4人、主宰者家族やボランティアスタッフ5人、スタッフの子どもたち4人の計17人だった。
 毎回、主宰者のご主人が得意の調理の腕を振るって豊富な品数の料理をバイキング方式で提供して貰える。美味しい料理をいただきながら大人たちが自由に歓談した。話題はやっぱり介護や認知症ケアなどが中心になる。先頃NHKで放映された若年性認知症の妻を介護する夫の様子を伝える番組が話題になった。いい番組だったとの感想に、認知症の配偶者の介護経験者から「あれはきれいごと過ぎる。現実の介護はあんなものではない」との声があがった。症状によっても違うだろうが確かに介護の実態はもっと苛酷なものだろうと頷くばかりだった。
 つどい場”あん”も回を追うごとに当初の趣旨に適った運営が定着しつつあるように思えた。