富良野、層雲峡、旭山動物園、定山渓の旅路(その2)2016年07月14日

 ツアー二日目の朝4時半、層雲峡温泉のホテルの部屋で目覚めた。同室者を起こさないようにそっと部屋を出て24時間オープンの大浴場に浸かった。着替えを済ませてホテルを出た。前日、バスガイドさんから紹介されていたロープウェイに乗車して黒岳五合目まで登りたいと思った。ホテル周辺を散策した後ロープウェイ乗り場に着いた。6時始発まで30分ばかり待っているとツアー仲間たちが次々にやってきた。仲間のご婦人たちが団体割引の10人にまで膨らんでいると気が付いた。そこは関西のおばちゃんである。団体割引の交渉が成立し、いったん購入したチケットを清算してもらった。往復1950円の乗車券が250円払い戻された。あいにくの小雨模様でガスが充満している。ロープウェイを上るほどに視界は限りなくゼロに近づく。7分ばかりで到着した五合目の展望台も真っ白な空間に包まれていた。晴れていれば見事な峡谷の景観を望めた筈の展望台で純白のベールを背景に集合写真を撮った。
 地元食材をメインとしたビュッフェスタイルの朝食を済ませ、ホテルを出発した。車窓から頭を霧で包んだ峡谷の岩や滝を眺めながら今日のメインスポット旭山動物園に向かう。9時半開園を待って入場し11時半までたっぷり園内を巡った。確かに従来の動物園とは違った数々の施設面の工夫が凝らされている。行動展示という方式で色んな角度から間近に動物たちの迫力のある生態を眺められる。
 昼食は旭川市内のビアホール・銀座ライオンのジンギスカンだった。マトンがメインのジンギスカンはイマイチ嗜好に合わなかったが、明治期の赤レンガ倉庫を改装した店舗は内装とともに風情のある雰囲気を漂わせていた。
 続いて旭川市内の観光庭園・上野ファームを見学した。ガーデニングの聖地ともいわれ全国から愛好家が訪れる知る人ぞ知るスポットのようだ。入口近くの白樺林の遊歩道を抜けると四季折々の花が咲き誇るガーデニングが続く。こちら方面には造詣のない身のこととてざっと流して入口付近のテーブル席で時間を潰した。
 札幌市内を車窓観光して今日の宿泊地の「定山渓温泉・ホテル花もみじ」に5時半頃に到着した。前日のホテルよりはるかにランクの高い豪華なホテルだった。すぐに12階展望浴場にゆったり浸かった後、7時からの宴席に参加した。料理も海の幸・山の幸たっぷりの前菜、鮮度のあるお造り、道産牛しゃぶしゃぶ、あさりと蟹の釜飯等々、素材にこだわったお品書きの数々が並んだ。二次会のカラオケを終えて11時半に床に就いた。

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