23日ぶりの”生”花ちゃん!2016年07月16日

 花ちゃんを迎えに行く日がやってきた。私の北海道土産を渡すのを口実に娘と花ちゃんの三泊四日の里帰りの話がまとまった。子育て真っ最中の娘の骨休めの休暇でもある。
 ところがその当日の朝、家内の体調が思わしくない。持病の頭のフラツキが再発したようだ。結局、私がひとりで大津まで迎えに行くことになった。朝8時過ぎに到着し持参の荷物を両手にマンションのドアを開けた。前回訪問時以降は毎日のようにFaceTime(テレビ電話)で花ちゃんと会っているものの何とももどかしい。いよいよ23日ぶりの”生”花ちゃんとの再会である。
 視線の先のフローリングにお座りした花ちゃんが居た。「花ちゃ~ん!じいちゃんやで~」という声にキョトンとした顔つきで見つめたまま固まっている。迂闊に近づいてギャン泣きをされたりしたら大変だ。そっと近づいてアブアブ、アーウーとあやし言葉を乱発する。ようやく笑顔を見せたりして愛想が良くなった。しばらく我慢してあれこれお相手につとめた後、そっと両脇を支えて抱っこに及んだ。前回はここで一気にギャン泣きに転じ「抱っこ拒否症候群」を発症した。傍で娘が固唾を呑んでいる。当の花ちゃんは何事もなかったかのようにじいちゃんの腕の中でキョロキョロしている。ヨカッタ~ッ!
 娘が支度をしている間、花ちゃんとたっぷり遊んだ。半月ほどでまた一段と成長した。色んな芸・・・もとい動きができだした。ずり這い(ホフク前進)しかできなかったのに、ちゃんと両手、両膝でハイハイしだした。手を床についてようやくお座りしていたのに両手を離してしかも両手でパチパチする仕草までしてくれる。
 離乳食を食べている時だ。すっかりじいちゃんを思い出した花ちゃんが椅子の背もたれから覗き込むようにじいちゃんの顔を見つめ、ニーッと笑いかけてくれる。そのなんとも愛くるしい仕草に舞い上がってしまった。