近隣高層マンション街の老人会の相談2016年07月26日

 昨日朝10時、住宅街のカフェでご婦人3人と落ち合った。隣町の神戸市北区のマンション街の老人会の役員さんとその知人お二人である。知人のおひとりは同じ住宅街在住の私の知人でもある。彼女を通じての今回の懇談だった。
 老人会役員さんの用件は、10棟400世帯のマンション街の老人会での見守り活動についての私への相談である。高齢者の日常的な見守り活動がマンション特有の閉鎖性と個人情報保護の問題から思うようにできていない。反面で高齢化の進展も著しく独居老人も増え孤独死の懸念も出てきた。何かいい対応方法はないものかというのが相談の趣旨だった。
 相談のキッカケは私の知人を通じての福祉ネットの取組み情報を得たことのようだ。福祉ネットのキーワードでネット検索し私のこのブログに辿り着いたとのこと。ブログを読んで知人ルートで連絡先を聞き直接連絡を頂いた。言葉の端々に在住する町の見守り活動を何とかしたいという熱い想いが伝わった。
 お話を伺って思いついたのが安心キットの導入提案だった。高齢世帯や独居高齢者にとって緊急時の安全安心は無関心ではいられない。日常的なご近所さんとの交流が希薄なマンション暮らしであれば尚更である。安心キットは個人が管理する緊急情報の救急隊員への効果的な伝達ツールである。申込みに当たって導入主体への住所・氏名・電話の情報共有の同意があれば個人情報保護の壁も越えられる。
 そんな提案をすると相談者もおおいに関心を示された。PCメールのアドレスをお聞きし概要資料を送信することにした。1時間余りの懇談後、帰宅して早速安心キット導入案内の社協広報紙特別号データを送信した。
 福祉ネット取組みの反響のひとつである。取組みの成果を実感した。相談者は老人会の役員会に諮ってあらためて相談したいしとのことだ。可能な限りの支援をしたいと思った。