奥さんに先立たれたおじいちゃんの8カ月後の旅立ち2016年08月08日

 夜7時前、外出から戻った途端に家内から思いもよらない情報がもたらされた。「○○さんのおじいちゃんが亡くなられたそうだ。同居のお嫁さんが来られて連絡があった」。
 昨年12月におばあちゃんが亡くなったばかりだ。その年の民生委員の高齢者実態調査の訪問で、元気のなかったおばあちゃんから相談を受けていた。「もし私が先立ったら認知症の気配のあるおじいちゃんが気がかりだ。よろしくお願いします」。
 そんないきさつもあっておじいちゃんには何かと外出をお誘いした。自宅で引きこもりがちになることを懸念したのだ。ちょい呑みオヤジ会には2度、つどい場”あん”にも1度参加してもらった。老人会のバス旅行にもご一緒した。
 最後にご一緒したのは6月22日のつどい場だった。今にして思えばその時から体調がすぐれなかったようだ。みんなで手づくりランチを食べながら歓談する場で「今日は食欲がない」とランチをお断りされた。その後まもなく肺炎で入院されたと聞いた。検査の結果、肺癌がかなり進行していたとのことだ。
 何から何までおばあちゃんに頼ってきたという80代半ばのおじいちゃんだった。それだけにおばあちゃんのいない生活は堪え難かったのかもしれない。わずか8カ月後におばあちゃんの後を追うように旅立たれた。悲しい連絡だったが、なぜかおじいちゃんの安堵の呟きが聞こえたように思った。

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