ポケモンGOのお試し体験2016年08月24日

 先日、帰省中の娘家族と近所の仁木家に歩いて出かけた時のことだ。婿殿が歩きながらしきりにスマホを操作していた。思いついて訊いてみると案の定ポケモンGOだった。
 このゲームは配信直後からあっという間に普及し、多くの人を虜にしてしまった。当初、歩きスマホによる迷惑行為やゲームに没頭して交通事故が頻発する情報を苦々しく眺めていた。その後、若者だけでなくお年寄りたちまで巻き込んでいる様子がテレビを通じて伝わった。ここに至って単なる傍観者から一歩踏み出してその実態を掴んでおきたいと思った。
 アプリをダウンロードして婿殿から簡単なゲーム操作の手ほどきを受け、お試し体験を始めた。以降、毎朝の散歩にGPS機能のついたマップが待ち受け画面のポケモンGOがお供になった。とはいえスマホを見ながら歩くわけではない。通常はいつも通り考え事をしながら歩いている。手にしたスマホがバイブレーションしてポケモン出現を知らせてくれる。その時はスマホを見ながらモンスターボールを投げてポケモンを捕獲する。手持ちのボールが少なくなるとポケストップに立ち寄って補充する。ポケストップはマクドナルドや公智神社神社などに設定されている。地域の名所・旧跡や公共施設などをスポットを求めて歩くことになる。
 体験してみて思ったのは、私のようにローカルな地域でしかも早朝の散策中に楽しむ分には特に問題はない。むしろより多くのウォーキングを促すツールにもなっている。ゲームには様々な仕掛けや楽しみ方があるようだがそれを極めようと思うほどの熱意もない。散策の適度な刺激と味付けとして少し距離を置いた形で楽しんでいる。元気で好奇心旺盛なお年寄りがこのゲームを楽しんでいる理由が分かるような気がした。