盆踊り反省会の人間模様2016年08月28日

 自治会の盆踊り実行委員会の反省会があった。自治会役員と盆踊り屋台等を担当した関係団体代表者で構成される委員会である。
 参加者全員がそれぞれの役割や立場から感想や反省点を述べ合った。司会進行は自治会の盆踊りの実務上の責任者である副会長だった。その女性が締めくくりの発言を始めた。それが途中から思わぬ方向に展開した。自治会の三役のひとりである60代男性の取組み方への非難の言葉が相次いだ。出席者はその思わぬ展開に息を呑んだ。
 私の町の自治会役員は毎年4月に一斉改選され一年間の任期を全うする。その自治会の年間での最大行事が盆踊り大会である。形式的な引継ぎはあっても実質的には役員たちには一からの取組みである。2千世帯を要する住宅街の小学校校庭での大規模な盆踊りの準備、運営、片付けに要する打合せ、調整、労力の膨大さは想像に難くない。ましてや中核である三役9人はこの四月に初めて顔を合わせたばかりである。同じ住宅街に住んでいるということ以外には年齢、性別、経歴、境遇などを全く異にする。打ち合わせや調整の過程で様々な軋轢や葛藤があったとしても不思議でない。
 一段落したところで会長がまとめの発言をした。「自治会役員は多様な人材の様々な個性や考え方を持った人たちで構成されている。盆踊りという行事も色んな役割をそれぞれのやり方で分担し合っている。時にそれはお互いに見えなかったり理解できなかったりする場合もある。それでも盆踊りを皆で成功させようという点で一致していると思う」。同感だった。さすがに今年なったばかりの会長ながら2千世帯を束ねる役回りを見事にこなしていた。