真っ青な空に漂う秋の気配2016年08月31日

 いつものようにハーフパンツにTシャツ一枚で家を出た。外気に触れた途端に身を縮めた。涼しさを越えた冷気が肌を刺した。昨日までのあの暑さが一変していた。考えてみれば8月末である。8月という言葉が運んでくる季節感と別れを告げる節目を迎えていた。
 有馬川を南に向かい山口郵便局の向かい側で信号待ちをしていた。目の前に市の天然記念物「山口の大ケヤキ」がそびえている。真っ青な空を背景に10mを超える濃い緑の枝張りが雄大な佇まいを見せている。雲ひとつない空の鮮やかな青さがケヤキの緑と見事なコントラストをなしている。天を思い切り押し上げた高さの空に秋の気配が漂っていた。