男の料理塾「塩さばの甘酢あんかけ」2016年10月03日

 3回目のコープサークル「男の料理塾」があった。今回はオヤジ会からはメンバーの所用が重なり5人の参加だった。主宰者の声かけで別に5人の参加があり合わせて10名の受講者だった。
 今回は主宰者の手配でコープこうべ家庭料理研究会の講師を招いての開催だった。二つのテーブルに分かれてオヤジたちがエプロンと三角巾姿で着席した。講師のメニュー紹介とレシピの解説が始まった。
 今回のメニューは「塩さばの甘酢あんかけ」「小松菜のみどり和え」「田楽なべ」「がんづき(蒸しパン)」と相変わらず多彩だ。講師がそれぞれのメニューを説明しながら巧みに調理していく。受講生たちは調理台の真上に斜めに設置された大きな鏡でその手許を見つめながら講師の調理の様子を追っていく。
 一通りの調理の説明を終えて、各テーブルごとに調理実習が始まった。今回も数人の主婦の皆さんのサポートを受け、下拵えの済んだ素材をカットしたり、お鍋やフライパンに入れて味付けしたり、出来上がった料理をお皿や鉢に盛り付けたりと忙しい。オジサンたちも意欲的に挑戦している。30分ばかりのクッキングで各テーブルには見事な4品が並んだ。
 出来上った料理をいただく。各テーブルには講師陣も着席し調理にまつわる様々な懇談を交わした。ひとり住まいの70代後半のメンバーの積極的な質問が目を引いた。大病の後の退院後の食事療法には人一倍気を使っておられるようだ。自身でやるしかない身で調理には誰よりも前向きだった。つくづく心構えの違いを思い知らされた。自身にどこか真剣みが足りないのは、夫婦二人の生活で食生活のほとんどを家内に委ねていることに起因する。場合によっては家内に先立たれるというケースもありうる。目の前の意欲的なオジサンの姿勢を見習わねばならないと再認識した料理塾でもあった。

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