皮膚癌闘病の卒業2016年10月18日

 大阪市大病院に出かけた。10年前に発病した皮膚癌の手術と治療で50日に及ぶ入院生活を過ごした病院である。以来、退院直後の抗がん剤治療も含めて定期的に通院した。
 この間のPET検査、CT検査、腫瘍マーカー検査では幸いにも転移の兆候はなかった。とはいえ10年間は経過観察が必要だった。その10年間がほぼ終了し、今回のCT検査と血液検査が最終的な検査となった。その検査を早朝に済ませ10時過ぎの診察で主治医から結果が伝えられた。
 一抹の不安はあったものの主治医の前のプリンターから出力される検査報告書の内容が告げられるまでは多少の緊張がよぎった。主治医から告げられた「問題ありませんでした」という言葉に長かった闘病がようやく終了したことを実感した。最終的に来年四月にもう一度来訪するが、これは診察だけであり、どちらかと言えば形式的な確認と言ってよい。
 帰宅して家内に結果を告げると思わぬ反応が返ってきた。「そしたら来年四月は私も一緒に行って、帰りにハルカスに寄ってみよう」。入院中は足しげく家内も訪れた病院である。その当時はハルカスはまだ完成していなかった。なるほど闘病卒業記念を病院最寄りの新名所で夫婦で祝うのも悪くない。

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