民生委員・児童委員委嘱辞令交付式2016年12月03日

 12月1日、西宮市民会館で一斉改選を終えた民生委員・児童委員の委嘱辞令交付式に出席した。13時30分の開会時にはアミティホールの広い会場を新任と再任の民生委員・児童委員が着席したが、空席も目についた。その背景のひとつに欠員問題がある。定数729名に対し、委嘱数は642名であり、欠員は87名を数え一斉改選前の36名を上回った。
 市の民生委員・児童委員会の広報紙の実質的な編集長を担当している。広報紙の第2号では一面トップ記事で「民生委員の一斉改選、セカンドライフの魅力的な活動」を特集した。欠員解消をめざして、民生委員の主要な対象層である子育て卒業母さんとリタイヤおじさんに向けて「民生委員がセカンドライフの魅力的な活動である」ことのメッセージを送った。広報部会で「ある定年退職した男性がこの広報紙を読んで民生委員就任に手を挙げてもらった」という情報も聞いた。それなりの効果はあったのだろうが、現実はそれ以上に民生委員へのなり手不足は深刻だったと思わざるをえない。
 交付式は、13の地区協議会毎に市長から代表者に委嘱状が渡された。該当地区の交付の際は会場のその地区の委員が起立する。交付の後、市長挨拶があったが、次の予定があり2時前には会場を後にしてJR西宮駅に向かった。