介護者の会での身につまされるよもやま話2016年12月21日

 住宅街の介護者の会に2カ月ぶりに参加した。ご主人介護のご婦人たち3名と奥さんを看取った介護者OBの男性2人にボランティア2人の7人で歓談した。
 毎回、介護者のご婦人のおひとりから手作りスイーツの差し入れがある。今回はクリスマスにちなんだツリー型の見事なケーキだった。甘さを抑えた食べやすいケーキを堪能した。当のご婦人にとってもこの場に提供するスイーツづくりはご自慢の腕の振るいどころのように見えた。
 冒頭、主宰者の90代男性作成の介護者ニュースの解説がある。政府の医療・介護費用の自己負担増の動向、介護ロボットについての意識調査結果等の話題が紹介される。イギリスのEU離脱やアメリカ大統領選挙での大衆迎合主義についての懸念やカジノ法案の衆院通過の苦言等も指摘された。老いて尚問題意識の確かさに敬服した。
 12月も半ばを過ぎて一人暮しの年末年始の侘しさが話題になった。介護対象のご主人は皆さん施設入所中である。子どもたちの帰省も途絶えがちである。おせちを食べてもらう相手もいない。ひとり身のお正月の侘しさは想像に難くない。「明日は我が身」の話題に身につまされた。
 ご主人の施設入所の際に「緊急時の延命治療を望むか否かを問われた」という話題が語られた。先日の福祉ネット役員会でリビングウイルについて議論したばかりである。早速その情報を提供した。賛否両論の意見があったが、事前の家族内での十分な話し合いこそが大切ということで落ち着いた。

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