花ちゃんの保育園生活の一端を垣間見た2016年12月11日

 じじバカ日誌の記事がめっぽう少なくなった。無理もない。娘が職場復帰し、花ちゃんの保育園生活が始まったのだから。それでも花ちゃん便りは定期的に届く。写真や動画のクラウドサービスを利用して娘たちから週末には花ちゃん画像が配信される。
 そんな画像の中で花ちゃんの保育園生活の一端を撮った画像が届いた。娘が保育園を訪ねた際に教室に園児たちの様子を切り取った写真が掲示されていたようだ。その掲示写真をスマホで撮った画像だった。花ちゃんが若い保母さんに遊んでもらっている。テーブルに並んで昼食を食べている。パネルに何やら張り付けている。新聞紙を切ったテープを身体に巻き付けて遊んでいる。どれもこれもこれまでの花ちゃんひとりの画像と違って保育園のお友だちと一緒のシーンである。
 これこそが花ちゃんの新たな生活なのだ。母ちゃんはじめ父ちゃんやじいちゃんばあちゃんに甘やかされて育った花ちゃんが、初めて同世代のお友だちと長時間一緒に過ごすことになった。その風景である。じいちゃんたちはそんな花ちゃんを想像し「可哀そうに」と思ってしまうが、そうではない。無心にごく普通に過ごしている花ちゃんがいた。新たな環境に動じるでもなく適応しているかのように見える花ちゃんがいた。保育園育ちの子どもはたくましいと聞く。花ちゃんが保育園という新たな環境の中ですくすくとたくましく育ってほしいと願うばかりだ。

コープ委員会の料理教室2016年12月12日

 コープ委員会主催の料理教室が開催された。年2回ばかり開催されるようだ。コープ委員の一人として調理の参加はNGだったが、委員会活動の取材ということで参加した。会費は700円で「男の料理塾」の400円会費がいかに安いかをあらためて知った。組合員集会室に定員の20名が顔を揃えた。11人は一般応募で9名は委員会関係者だった。
 冒頭、コープの料理研究会講師お二人によるレシピの説明と調理のポイント説明があった。献立は「ローストチキン・マーマレード風味」「冬野菜のグリーンドレッシング」「オードブルXmasツリーとサンタ」「かぶらのスープごぼうチップ添え」とデザートの「マーマレードムースケーキ」という豪華版である。
 講師の解説の後20人分の献立を参加者が分担して調理にかかる。これには一切ノータッチである。手の込んだ料理で出来上がったのは予定時間を45分オーバーして12時45分だった。
 早速みんなで一斉に豪華ランチを頂いた。それぞれに手間ひまかけた料理で美味しかったが、とりわけ「冬野菜」と「かぶらのスープ」が美味しかった。冬野菜の青ねぎみじん切り、粉チーズ、オリーブ油メインのドレッシングが気に入った。かぶらのスープも独特の味わいがあった。オードブルのXmasツリーはゆでたジャガイモを潰してツリー状にし薄切りしたきゅうりで巻いたもの。サンタも潰したじゃがいもをミニトマトで挟んで黒ゴマの目をつけマヨネーズで帽子飾りをつけたものだ。なかなか手の込んだ可愛い料理だった。
 後片付けも勘弁してもらい「食い逃げ風」に早々に退席した。

アイフォンの音声入力トラブル2016年12月13日

 一週間ほど前から突然アイフォンの音声入力ができなくなった。グーグル検索だけは音声入力できるがそれ以外のメールやラインやメモ入力などはことごとくダメになった。音声入力導入後は、携帯ショートメールなどでかなり重宝して使っていた。それだけに使えないとなると結構不便になった。そこでソフトバンクの最寄りの購入店に連絡すると、Appleサポートの連絡先を教えられ直接問い合わせた方が確実だとのこと。
 すぐにフリーダイヤルのAppleサポートに固定電話から連絡した。電話をかけながらアイフォン操作をするためだ。長時間待たされることを覚悟していたが意外に早くつながった。症状を伝えるとアイフォンを①バックアップをとる②出荷時の状態に初期化する③バックアップで復元するという手順で音声入力の復旧をすることになった。
 ところがこの一連の作業は2時間以上もの時間を要した。パソコンモニターを共有して同じ画面を見ながらの操作だった。その後に音声入力を試みたが復旧しない。若い女性オペレーターはギブアップしスペシャリストと呼ばれる男性と交替した。それからまた延々と様々な作業を試みた。今度はアイフォン画面も共有しながらの共同作業だった。結局音声入力は復旧しなかったが、なぜかアイフォン付属のイヤフォンを接続した状態の時は入力可能という事だけが収穫だった。
 スペシャリストの今後の対応の提案は「本体の故障しか考えられないので修理に出すほかない」というものだった。音声入力の為だけに3万円程もかかりかねない修理に長期間出すことのデメリットは明らかだ。現状のまま次の機種変更時まで使い込むことにした。バックアップの復元まで付き合ってもらい無事に元に戻った。土曜日の朝9時から午後1時半までの長時間のトラブル対応に疲れ果てた。

吾輩は前立腺肥大症である2016年12月14日

 吾輩は「前立腺肥大症」であるう。何でこうなったかは見当がついている。要するに歳を喰ったのだ。歳を喰って前立腺が金属疲労を起こして肥大化している。肥大した前立腺が真ん中を通っている尿道を圧迫している。諸悪の根源がここにある。様々な排尿障害を生みだしている。早い話がオシッコの出方に異常をきたしている。
 頻繁に尿意を催す。排尿しても残尿感がある。排尿中にしばしばとぎれる。尿に勢いがなくチョロチョロと情けないおしっこである。キレが悪くてだらだらと続く。唯一の救いは夜間頻尿の症状がないことだ。尿意を催して目が覚めるという事態は免れている。
 吾輩の前立腺肥大症との付き合いは永い。かれこれ10年近い。前立腺の異常を判断するPSA検査で基準値4を超えた時から泌尿器科通いが始まった。以来、処方されたタムスロシンなる薬を毎朝食後に1錠服用している。定期的に血液検査をしてPSAを計るが基準値前後をうろついていて一向に良くはならない。
 元来、加齢によるものなのだから良くなることを期待する方が間違っているのだろう。悪くならないことをありがたく思うことにしよう。
 老いが身体中のあちこちに忍び寄っている。後ろからやってきて背中をポンと叩かれた。「オイ(老い)ッ」。

ふれあい喫茶のXmasメドレー2016年12月15日

 毎月第二水曜日は社協分区の地域交流部が主催するふれあい喫茶の日である。部長以下ボランティアスタッフが朝から準備にかかり、1時から3時までの開店を担当してもらっている。
 12月のふれあい喫茶はXmasイベントがある。地域のコーラスグループによるXmasメドレーをはじめとしたコーラスで盛り上げてもらうのが恒例である。今回もグーループの4人のメンバーによる合唱が披露された。「ジングル・ベル」「赤鼻のトナカイ」「あわてん坊のサンタクロース」のメドレーをはじめ、「365日の紙飛行機」など9曲を歌ってもらった。聞けば福祉施設での昨日と明日の三連ちゃんの出演とのこと。4人のメンバーたちのはじけるような笑顔の歌声が素晴らしい。皆さん子育てに一段落した年代である。コーラスが彼女たちのかけがえのない居場所になりつつある様子が窺えた。
 つめかけたふれあい喫茶の来場者たちが手拍子で声援し、MCに促されて「川の流れのように」を一緒に合唱した。ふれあい喫茶はお年寄りたちを中心に毎月恒例の地域のつどいの場である。多くの顔ぶれが常連さんと言っていい。それでも新たな来場者もある。認知症気味のお母さんを車椅子に乗せてやってきた娘さん姉妹は社協のボランティアつながりでの来場である。ひきこもりがちなお母さんにとって新たな居場所であってほしいと思う。
 12月のふれあい喫茶も様々な人たちに居場所を提供して盛況のうちに終了した。

年賀状作成の変遷2016年12月16日

 ここ二日間で年賀状作成を一気二済ませた。我が家の年賀状は家内分も含めて全て私の担当である。今朝の午前中に100枚余りの作成を終えた。
 今年の年賀状作成は昨年とは作成ソフトとプリンターの両方が一新された。作成ソフトは永年使っていた「筆王2002」から「筆まめver27」に乗り換えた。かねてからほしいと思っていたソフトの「エンディングノート」が同じ筆まめ社からセットで割引販売されていたのに飛びついた。
 ソフトの変更で懸念した住所録データの取り込みは問題なく処理できた。裏面のデザイン作成に取り掛かった。今年のテーマは何といっても初孫花ちゃんとのふれあいである。「初孫の 傍若無人も また愛し」をサブタイトルにイラストデザインを作成した。
 次のハードルは新しいプリンターで作成した賀状データがうまくプリントできるかという点だ。こちらもさすがに両方ともに最新バージョンで従来以上のパフォーマンスを発揮した。
 まず印刷スピードが早い。100枚余りの印刷が片面30分程度で処理できた。驚いたのは作成ソフトの住所の番地表記の数字入力がプリントでは漢数字に自動変換されていたことだ。年末恒例の厄介事だった賀状作成という作業が一気に処理できたのもソフトとプリンターの更新に負うところが多い。

旧友との恒例の懇親会2016年12月17日

 毎年12月には高校時代の旧友k君との懇親の場を持っている。毎回交替でそれぞれの足場のある姫路と三宮で会場を準備する。昨日はK君が姫路の老舗ステーキ店「千寿」を用意してくれた。
 11時半にJR姫路駅南口で落ち合ってK君のマイカーで千寿に向かった。広大な敷地に建つ風情のある純和風の木造店舗である。駐車している間に中居さんの玄関先での出迎えがある。玄関に入ると今は一線を退いた年配の女将が待っていた。K君とは30年来の馴染みのようだ。「予約簿を見てお待ちしていました」とのこと。お馴染さんの来店の際に顔を出すことが今の女将の大切な時間になっているようだ。
 こうしたやりとりを目にしながらK君の歩んだ人生との違いをあらためて想った。30代で脱サラし不動産事業に転じた。順調に事業を拡大し実業家として成功し今尚現役である。老舗料理店の利用は彼の事業活動の一環なのだろう。タイプの違った二人だが高校時代はなぜか気が合っていつもつるんでいた。5年前に同窓会で50年ぶりに再会し、意気投合して年一回の懇親の場を持つようになった。
 格式のある老舗料理店も格式だけでは維持できない。今はできるだけ敷居を低くして来客確保に努めている。ランチタイムはその格好の場のようだ。和風座敷を改装して中央に鉄板カウンターを設置し目の前で焼いてもらえる。K君が老舗メニューとしてはリーズナブルなランチメニューをオーダーした。費用負担は割り勘という約束を念頭に置いた私への気遣いが窺えた。突き出し、野菜サラダ、スープ、野菜とステーキの鉄板焼きと続き最後にステーキの端切れを焼きこんだチャーハンという老舗の味を堪能できる献立だった。
 体調不良で酒は控えているというK君はノンアルコールで、私の方は焼酎お湯割りでグラスを重ねた。いつもながら日常生活での関わりのない間柄の旧友との会話は気の置けない楽しいものだった。思う存分にホンネが吐露できる。次回の夫婦連れの懇親を提案したがK君は乗り気ではない。ホンネを語り合えることこその二人の懇親ということのようだ。それはそれで共感できるものだ。1年ぶりの3時間余りの懇親会だった。3時半頃の姫路発の新快速電車で帰路についた。

介護と育児は紙一重2016年12月18日

 毎月第3日曜日は「つどい場”あん”」の開催日である。今年5月の発足以来、欠かさず顔を出していたが、前回は社協の地域行事と重なり初めて欠席した。今日、2カ月ぶりに参加した。
 40代の若いご夫婦が自宅を開放して介護関係者たちに声をかけて昼食を一緒にしながら懇談できる場である。今回も大人9名、子ども5名がつどった。
 ご主人手づくりの料理の数々を味わいながら歓談した。参加者のほとんどが40代、50代の子育て中の女性で子どもたち同伴の参加も多い。日常的なお付合いの深い社協関係のご婦人方よりひと世代若い。それだけに子育ての苦労等の話題もあり新鮮である。
 食事を終えた頃に認知症気味の90代のお母さんと40代の娘さんが顔を見せた。「今から母の昼食なんです」と、娘さんが母親の昼食介助を始めた。優しく話しかける言葉遣いがともすれば幼児に話しかけるトーンになっている。その様子を眺めながら思わず口を挟んだ。「介護と育児は紙一重なんですね」。娘さんの「そうなんです。つくづくそれは感じます」という言葉に「そうそう」と子育て中の訪問看護士さんが同調する。つどい場”あん”は介護現場を垣間見る貴重な機会でもある。

鎌田實著「下りのなかで上りを生きる」2016年12月19日

 鎌田實著作の「下りのなかで上りを生きる」を読んだ。直前に読んだ「〇に近い△を生きる」という著作の姉妹編である。ポプラ新書の同じ装丁で内容の切り口も似通っている。
 この作品の最大の特徴は、著者の政治的、経済的立ち位置が極めて明快に表明されている点だろう。「グローバリズムと金融資本主義に翻弄されて、地域や家庭や教育や環境が壊れかけている。個人主義が広がり、競争至上主義が暴れまわり、価値観は多様化している。人間の心がささくれ立っている」という現状認識は、アベノミクスをはじめとした今日の主流をなす新自由主義への異議申し立てである。
 その上で「1~2%の経済成長を目指しながら、できるだけ多くの人がまあまあの生活を送れるような成熟社会づくり」を訴える。それは「右肩上がりの経済の中で身につけた上り坂を生きる思想はもう古い。日本もゆるやかな下り坂に差し掛かっていると考えた方がいい」という問題意識につながっている。
 私たちを取り巻く社会経済環境が下り坂であるなら、多くの人の人生もまた下り坂に包まれかねない。そうした「下りのなかで上りを生きる」ための6つの智恵やパワーが章に分けて語られる。楽観力、回転力、潜在力、見透す力、悲しむ力、突破する力である。
 著者はあとがきの最期をこう結んでいる。「国の勢いが衰えていても、日本の経済がゆるやかな下り坂に差し掛かっても、自分の人生が少しずつ黄昏に近づいていても、そこには上り坂では見えない光景や楽しみがある」。同感である。

血糖値検査はグレーゾーンでギリギリセーフ!2016年12月20日

 自宅で計れる血糖値検査器を3月に購入して以来、月一回月初に定期的に血糖値を計っている。起床直後の空腹時と夕食2時間後の2回の計測である。当初は特に異常値は見られなかったが、月ごとに悪化し基準値をオーバーするようになった。特にこの12月初めは218、275と基準値をはるかにオーバーした。
 さすがにこれはヤバイと思い、一週間前にかかりつけ医で検査を受けた。昨日、検査結果を聞きにクリニックを訪ねた。この間、10年前に脳梗塞を発症した弟から発症前の血糖値やコレステロール値が異常に高かったという情報もあって不安が募った。旧知のドクターの待つ診察室におそるおそる入った。
 専門機関による血液検査の結果は133で糖尿病手前のグレーゾーン内だった。コレステロール値もオーバー気味である。とはいえ恐れていた大病の懸念はひとまず免れた。
 高血圧、前立腺肥大症、高目の血糖値と加齢に伴う病いの前兆とのおつきあいが始まっている。