真冬の奥飛騨・癒し旅(圧巻の新穂高ロープウェイ)2017年02月06日

 朝5時のモーニングコールで目覚めた。すぐに館内大浴場で朝風呂を愉しんだ。ホテル周辺の雪景色を愛でながら散策し7時には朝食の食卓に着いた。5品の地場惣菜、温泉卵、野菜サラダに朴葉味噌で温めて頂く野菜が嬉しい。
 8時半にはホテル前をバスが新穂高ロープウェイに向かって出発した。ホテル近くの蒲田川に架かる橋を渡った時、川原の露天風呂の遠景が望めた。10分ほどでロープウェイ乗り場・新穂高温泉駅に到着した。9時始発の第1ロープウェイのゴンドラに乗り込む。全長573m高低差188mの約4分の乗車である。鍋平高原駅で降りて第2ロープウェイの白樺平駅に乗り変える。全長2,589m高低差845mを約7分で上りきる。初めての2階建てゴンドラの2階から、上るにつれて刻々と変わる山岳風景を満喫する。
 西穂高口駅の建物屋上が展望台を兼ねている。急階段を昇りつめた先に広がる標高2,156mの絶景に息を呑んだ。西穂高岳、槍ヶ岳、笠ヶ岳などの北アルプスの山々が360度のパノラマで広がっている。真冬の雪に覆われた白銀の世界が間近に迫る様は圧倒的な迫力である。展望台にはプロの写真屋さんがシャッターサービスをしてくれる。「只今マイナス13度です」の看板を手に自前のデジカメのシャッターを押してもらった。展望台から階下に降りようとした時だ。突然の凄まじい突風に煽られた。氷点下の気温の突風の威力に恐れをなして建物内に飛び込んだ。
 日本一の高低差と言われる二つのロープウェイを乗り継いで10時半には下山した。バスは雪深い山岳道路を駆って昼食会場に向かった。